■ ID | 882 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県中西部における自然由来のヒ素の賦存状態について |
■ 著者 | 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター 石山高 埼玉県環境科学国際センター 佐坂公規 Kouki Sasaka 埼玉県環境科学国際センター 高橋基之 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 日本地下水学会、(社)日本水環境学会、廃棄物学会、(社)地盤工学会、(社)土壌環境センター |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第14回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会、平成20年6月26日 |
■ 抄録・要旨 | 埼玉県中西部において掘削した地質試料の分析結果を基に、地層中に存在する自然由来ヒ素の賦存状態を把握した。その結果、主要な帯水層を構成する砂層や砂礫層(S1l1層やG1u層など)において顕著なヒ素の濃集は見られないことが判明した。一方、荒川低地中流部では帯水層直上部に海成層が分布しており、ヒ素全含有量値20〜30mg/kg程度であった。細粒層(S1u層やS1l2層)の試料では赤褐色化が見られるものがあり、当該地域の井戸水に見られる鉄濃度の高い地下水はこれらの地層の影響を受けていると推察される。さらに、これら赤褐色化の見られる細粒層(S1u層やS1l2層)とその下位に分布する帯水層との相対的な位置関係や地下水面の上昇下降に伴う酸化還元の繰り返しが地下水中へのヒ素溶出の原因と想定される。 |
■ キーワード | 荒川、自然由来、ヒ素、地下水 |
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